アイモバイル(6535)の決算資料をまとめてみた。

3月12日発表のアイモバイル(6535)の決算資料をまとめてみました。
まずは、業績から見ていきましょう。

業績サマリー
業績進捗率

第2四半期連結累計期間の売上高は9,011,870千円(前年同期比73.0%)、営業利益は1,636,733千円(同72.0%)、経常利益は1,619,901千円(同69.4%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,114,947千円(同90.9%)

四半期別売上高及び営業利益推移
四半期別販売費および一般管理費推移

次に事業別に見ていきましょう。

コンシューマー事業業績推移

コンシューマ事業
コンシューマ事業では、ふるさと納税事業「ふるなび」、ネットキャッチャー事業、人材紹介事業及びレストランPR事業等を展開。主力事業であるふるさと納税事業「ふるなび」については、寄附金控除申込期限である12月に需要が増加する市場の季節的要因に合わせたTVCMや独自のインセンティブプロモーション、リピーターへの喚起等を積極的に推進。これら施策が奏功し、「ふるさと納税に係る指定制度」施行に伴う駆け込み特需効果がなくなったことによる落ち込みはあったものの、インターネット指名検索のシェア率が前年同期比26%増と「ふるなび」ブランドの認知向上を実現したことで、寄附件数では前年同期比35%増(前々年同期比では約4.5倍)となり、売上高、営業利益ともに想定を上回る結果。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間においては、売上高は3,447,242千円(前年同期比63.1%)、セグメント利益は1,136,388千円(同59.0%)

インターネット広告事業業績推移

インターネット広告事業
インターネット広告事業では、アドネットワーク事業、動画広告事業「maio」、メディアソリューション事業、代理店事業、アフィリエイト事業、アプリ運営事業「オーテ」等を展開。インターネット広告事業においては、これまでの取り組みが効果を生み出し始めており、アドネットワーク事業や動画広告事業、アフィリエイト事業では、海外の大手ゲーム顧客の獲得など、新たな市場開拓が売上に大きく貢献。また、メディア側の収益最大化のためのソリューションを提供するメディアソリューション事業においては、これまで培った商品や運用ノウハウ、顧客基盤を活用した営業によって新規開拓に成功し、売上高、稼働パートナー数やスポット数が共に前年同期比で約2倍の成長となった。さらに、アプリ運営事業では、新規顧客の獲得が好調で、引き続き売上に貢献。一方で、国内大手ゲーム案件やEC案件等の予算が縮小し、大手メディアプラットフォームへのシフト傾向は続いている。加えて、グローバルなプライバシー保護意識の高まりや広告審査の厳格化などの市場環境が当社グループの業績の一部にマイナスの影響を及ぼしている。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は6,480,668千円(前年同期比90.7%)、セグメント利益は458,864千円(同145.8%)

次に財政状態を見ていきます。
資産
総資産は、16,948,352千円(前連結会計年度末比36,931千円の増加)。これは主に、現金及び預金が2,436,114千円減少したものの、売掛金が1,553,229千円、のれんが320,389千円、流動資産のその他が536,254千円増加したことによるもの

負債
負債は、4,159,725千円(前連結会計年度末比394,295千円の増加)。これは主に、買掛金が229,075千円減少したものの、流動負債のその他が534,860千円増加したことによるもの

純資産
純資産は、12,788,626千円(前連結会計年度末比357,364千円の減少)。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が1,114,947千円増加したものの、非支配株主持分の減少126,259千円及び自己株式の取得により1,370,893千円減少したことによるもの

次にキャッシュフローを見ていきます。
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の残高は、前連結会計年度末より2,436,114千円減少し、11,538,838千円

営業キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果支出した資金は451,449千円(前第2四半期連結累計期間は 1,445,219千円の獲得)。これは主に、税金等調整前四半期純利益1,573,685千円の計上、売上債権の 増加額1,532,203千円及び法人税等の支払額730,898千円によるもの

財務キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果支出した資金は393,885千円(前第2四半期連結累計期間は143,825千円の支出)。これは主に、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出338,226千円 によるもの

財務キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果支出した資金は1,591,253千円(前第2四半期連結累計期間は198,636千円の支出)。これは主に、自己株式の取得による支出1,370,893千円によるもの

最後に業績予想の修正について見ていきます。

連結業績予想の上方修正

当社グループが運営するふるさと納税事業「ふるなび」において、認知度向上のためのTVCMと、積極的な販売促進活動が奏功したことで当初計画を上回り、くわえて、重点戦略であるアプリ運営事業などの高い利益率が確保で きる事業も順調であったことから、連結業績が当初の予想を上回るペースで推移。
この結果、2020年7月期(2019年8月1日~2020年7月31日)の通期連結業績は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれにおいても、当初の通期連結業績予想を上回る見込みのため、上方修正を行う。
下期においても引き続き「ふるなび」を含めた重点投資分野への積極的な投資を継続していく予定。

決算資料を読む限り良い決算だったと思います。政府によるふるさと納税の返戻金の方針が策定されたことにより、今期は相当減収減益になることが見込まれていましたが、予想に反し、ふるさと納税が好調なため、当初の業績予想を上方修正しました。

ビジネスモデルもコロナウイルスの影響をあまり受けなさそうなため、思い切って2Qで上方修正したのでしょうね。
ただ一転気がかりなのが、営業キャッシュフローがマイナスであること。今後もマイナスが続くようであれば、懸念材料となりそうですね。

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