スシローHD(3563)の決算資料をまとめてみた。
スシローHD(3563)の決算資料を1〜2分で読めるようにまとめてみました。
まずば、3Q決算のサマリーです。 (単位は百万円)
売上高:150661(前年同期比+3.3%)
営業利益:8619(同−23.9%)
経常利益:7172(同−35.9%)
純利益:4259(同-45.3%)
期末配当予想22.50円→15.00円(-7.5円)
2020年9月期業績予想 (単位は百万円)
売上高204950(前期199088)
営業利益:14546(同14546)
経常利益:8700(同14363)
純利益:5100(同-9959)
※上記の業績予想は、緊急事態宣言が解除されている状況が2020年9月末まで継続するとの前提で算定したものであり、再び緊急事態宣言が発令されるような状況等が生じた場合は、変動する可能性があり
以下決算短信より抜粋
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言の発令 を機に外出自粛要請や営業時間短縮要請等が本格化し、個人消費が急速に冷え込み、景気は急激に悪化しました。 緊急事態宣言解除後は、経済活動も正常化に向かい株価も持ち直すなど、緩やかに回復の兆しはあるものの、二次的な感染拡大が発生する可能性もあり、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。
外食業界におきましても、上述の通り、新型コロナウイルス感染症拡大により甚大な打撃を受けております。緊急事態宣言解除後は、緩やかな回復傾向にあるものの、予断を許さない状況は続いております。
このような状況の中、当社グループでは、「うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。」を使命として、美味しいすしを通じてより多くの皆さまに驚きと感動を感じていただきたいという願いに向けて、商品開発、店内調理、安心・安全の取り組み及びサービスの向上に取り組んでまいりました。
また、店舗開発につきましては、51店舗出店(国内34店舗、海外17店舗)、6店舗退店(国内2店舗、海外4店 舗)したことにより、当第3四半期連結会計期間末の店舗数は、国内573店舗、海外38店舗の合計611店舗となりま した。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上収益150,661百万円(前年同期比3.3%増)、営業利 益8,619百万円(前年同期比23.9%減)、税引前四半期利益7,172百万円(前年同期比35.9%減)、親会社の所有者 に帰属する四半期利益4,259百万円(前年同期比45.3%減)となりました。
また、調整後四半期利益は4,242百万円(前年同期比45.7%減)となりました。 (注)調整後四半期利益=四半期利益+その他
(2)財政状態に関する説明 1資産、負債及び資本の状況
(資産)
総資産の残高は、前連結会計年度末に比べ96,020百万円増加し、232,369百万円となりました。 流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べ4,878百万円増加し、20,490百万円となりました。これは主に、現金及び現金同等物が2,394百万円、営業債権及びその他の債権が1,960百万円、棚卸資産が235百万円、その他 の流動資産が284百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
非流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べ91,143百万円増加し、211,880百万円となりました。これは主 に、IFRS第16号の適用等により有形固定資産が91,327百万円、敷金及び保証金が770百万円それぞれ増加した一 方で、持分法で会計処理されている投資が914百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
負債合計は、前連結会計年度末に比べ94,635百万円増加し、183,617百万円となりました。
流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べ45,260百万円増加し、78,796百万円となりました。これは主に、 借入金が6,570百万円、IFRS第16号の適用等によりリース負債が10,897百万円、その他の流動負債が793百万円 それぞれ増加した一方で、営業債務及びその他の債務が1,620百万円、引当金が1,580百万円それぞれ減少したこ と等によるものであります。
非流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べ49,374百万円増加し、104,821百万円となりました。これは主に、IFRS第16号の適用等によりリース負債が75,913百万円増加した一方で、社債及び借入金が26,670百万円減少 したこと等によるものであります。
(資本)
資本合計は、前連結会計年度末に比べ1,386百万円増加し、48,752百万円となりました。これは主に、利益剰 余金が配当金の支払により2,611百万円、IFRS第16号の適用により554百万円それぞれ減少、四半期利益の計上により4,259百万円増加したこと等によるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ
2,394百万円増加し、12,735百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、13,316百万円(前年同期比19.4%増)となりました。
これは主に、税引前四半期利益7,172百万円、IFRS第16号の適用等による減価償却費及び償却費11,257百万
円、減損損失1,089百万円の計上があった一方で、営業債権及びその他の債権の増加が1,951百万円、営業債務及
びその他の債務の減少が1,496百万円、棚卸資産の増加が237百万円、利息の支払額が467百万円、法人所得税の
支払額が2,944百万円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、10,728百万円(前年同期比48.9%増)となりました。
これは主に、新規出店等に伴う有形固定資産の取得による支出が9,531百万円、敷金及び保証金の差し入れに
よる支出が1,013百万円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、212百万円(前年同期比97.1%減)となりました。
これは主に、短期借入金の純増減額が3,000百万円、社債の発行による収入が9,946百万円あった一方で、長期
借入金の返済による支出が3,126百万円、IFRS第16号の適用等によるリース負債の返済による支出が7,485百万
円、配当金の支払額が2,610百万円あったこと等によるものであります。
決算短信を読む限り、悪い決算内容のように思えます。
緊急事態宣言により、ほとんどの数字が悪化しています。好材料は無いと言って良いでしょう。
株価が上がるとしたら悪材料出尽くしと市場が判断することですが、今回の決算発表において減配(22.50円→15.00円)を発表しているので、明日買い向かう人はそれほど多くないように思えます。
また、4月につけた安値より約2倍まで株価が上昇しているため、利益確定売りがある程度発生するのではないかと予想します。
買いに向かうのはお盆明けからでも全然遅くないように思います。
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