東京製鐵株式会社(5423)の決算資料読んでみた。


東京製鐵(5423)の決算資料を読んでみました。

まずは、四半期連結貸借対照表

資産の部については、前四半期 185,673(百万円)⇒今四半期183,972(百万円)と減少。

理由は決算短信に記載なし。

負債の部については、前四半期59,787(百万円)⇒今四半期52,151(百万円)と減少

こちらも理由は決算短信に記載なし 。

純資産の部については、前四半期125,885(百万円)⇒今四半期131,820 (百万円)

こちらも理由記載なし

決算短信にはキャッシュフローの記載がないため、各キャッシュフローに関しては割愛。 

次に損益決算書

単位は百万円

売上高         140,051  (前第1四半期:154,417)

売上原価        111,004 (前第1四半期:128,274)

売上総利益       29,047   (前第1四半期:26,142)

販売費及び一般管理費  14,698   (前第1四半期:14,990 )

営業利益        14,348  (前第1四半期:11,152 )

営業利益は去年に比べ、+3,196(+28.7%)

営業外収益は689(前第1四半期:979 )

去年に比べ、-290

経常利益は、14,859(前第1四半期:11,898)

去年に比べ、+2,961(+24.9%)

純利益は、13,373(前第1四半期:10,574)

去年に比べ、+2,799(26.5%)

決算書を読む限りは、結構努力して利益を出したと思える決算ですね。

売上は下がっているのに営業利益は増えているため、コスト削減を結構図ったものと思われます。

決算短信では「製品出荷単価の下落が想定より小幅にとどまった一方、主原料である 鉄スクラップの購入単価が一時3年ぶりとなる安値水準まで低下し、利益を押し上げました。さらに、生産歩留まり 向上やエネルギー使用原単位の低減など、一層のコスト削減を推進した結果」と説明しています。

今後は鉄スクラップの購入単価がどの程度で推移するかが重要ですね。

東京製鐵の決算短信は必要最低限の記載しか載っていないため、勉強になるところは少なかったですね。

どういった理由で今四半期がこのような結果になったのか、推測しなければならない所が多いため、そういった想像を働かせるには良いかもしれませんが、今後の展開を予測する上では情報が少ないように思えます。

IR資料も工夫して株主にもっと配慮してほしいですね。

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