ネクスグループ(6634)の決算資料読んでみた。
ネクスグループ(6634)の決算資料を読んでみました。
まずは、四半期連結貸借対照表
資産の部については、前四半期 9,302,807(千円)⇒今四半期6,685,099(千円)と減少。
これは「現金及び預金が108百万円減少、商品及び製品が104百万円減少、短期貸付金が1,015百万円減少、有形固定資産が165百万円減少、投資有価証券が523百万円減少、長期貸付金が634百万円減少、差入保証金が94百万円減少したこと」によるものとのこと。
負債の部については、前四半期5,349,686(千円)⇒今四半期 4,450,243(千円)と減少
これは「 借入金残高が731百万円減少、未払金が43百万円減少、前受金が63百万円減少、資産除去債務(固定)が42百万円減少、繰延税金負債が39百万円減少したこと」によるとのこと。
純資産の部については、前四半期3,953,120(千円)⇒今四半期2,234,856(千円)と増加
これは「利益剰余金が1,272百万円減少、その他有価証券評価差額金が458百万円減少したこと」によるとのこと。
次にキャッシュフロー(単位は千円)
営業CF
前年同期:981,015→今期-602,360
決算書によると「資金の増加要因として減価償却費112百万円、減損損失124百万円、投資有価証券売却損381百万円があり、減少要因として税金等調整前当期純損失1,218百万円があったこと」
まあ、本業は良くなかったということですね。
投資CF
前年同期: -1,099,133→今期1,230,455(前年同期比4.3%増 )
決算書によると、「資金の増加要因として投資有価証券の売却による収入1,056百万円、長期貸付金の回収による収入580百万円があり、減少要因として有形固定資産の取得による支出85百万円、長期貸付けによる支出332百万円があった。」とのこと。
一時的な要因でプラスになった可能性がありますね。
財務CF
前年同期:△1,389,394→今期△733,243
決算書によると、「資金の増加要因として長期借入れによる収入110百万円があり、減少要因として短期借入金の純減33百万円、長期借入金の返済による支出807百万円があった。」とのこと。
借入の返済は去年よりも少なくなりましたね。
次に損益決算書
単位は千円
売上高 9,670,223 (前11月期:11,125,302)
売上原価 5,713,618 (前11月期:5,764,715)
売上総利益 3,956,605 (前11月期:5,360,587 )
販売費及び一般管理費 4,589,723 (前11月期:4,940,868)
営業利益又は営業損失 -633,118 (前11月期:419,718)
営業利益又は営業損失は去年に比べ、-1,052,836(赤字転落)
営業外収益は44,889(前11月期:68,750)
去年に比べ、-23,861
経常損失は、 -678,676(前11月期:-47,323)
去年に比べ、-631353(赤字14.3倍に拡大)
純損失は、-1,272,860(前11月期:-473,969)
去年に比べ、-798891(赤字2.69倍に拡大)
決算書を読む限りは、悪い決算ですね。
純損失は拡大しましたね。営業キャッシュフローがマイナスであり、本業が上手く行っていない模様ですね。
今期は黒字の浮上を目指しておりますが、その根拠がファーウェイショックの特需であったり、不採算店舗の閉店や人員体制の見直しであるとのこと。敵失や規模縮小が理由であるため、私としては良い黒字化とは思えませんね。
今の段階だと、自分のお金をこの企業に預けたいとは思わないですね。2年連続で営業フローがプラスになればその時に投資したいと思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません