株式会社アダストリア 決算資料をまとめてみた(2024年2月期 第2四半期)
2023年9月29日発表のアダストリア(2685)の決算資料を1~2分で読めるようにまとめてみました。
まずはサマリー。
売上高が1,328億96百万円(前年同期比18.0%増)
営業利益が103億11百万円(前年同期比85.1%増)
経常利益が106億39百万円(前年同期比72.8%増)
四半期純利益が70億94百万円(前年同期比82.2%増)
◼ 売上高:1,328億円(前年同期比118.0%)
単体 :前年比115.5%、トレンドをとらえた商品展開や高付加価値化による価格見直しが寄与
主力商品が好調なグローバルワーク、出店を進めたラコレがけん引
国内子会社:前年比122.1%、上期では決算期変更の影響はほぼなし、エレメントルール、 BUZZWITともに増収、オープンアンドナチュラルの連結も寄与
海外子会社:前年比137.6%、中国大陸は経済の回復遅れも新店により増収と赤字縮小、香港は前年のコロナの反動、台湾は出店と既存店の伸長で増収増益、アメリカは増収も利益横ばい
飲食事業 :ゼットンは、来店客数の回復傾向の継続により増収
◼ 売上総利益率:56.3%(前年同期比+0.5p)
円安のマイナス影響を、商品価値を高めながら価格の見直しや値引きの抑制をしたことで相殺
自社ポイント制度の変更などによる一過性要因の影響で+0.5p (約6億円)
◼ 営業利益:103億円(前年同期差+47.4億円)
営業利益率7.8%、EBITDA率11.0%
一過性要因:国内子会社の決算期変更*▲3億円、プロモーションの一部延期+2億円
自社ポイント制度の変更+6億円
◼ 経常利益:106億円(前年同期差+44.8億円)
営業外損益:為替差益2.1億円など
◼ 親会社株主に帰属する当期純利益: 70億円(前年同期差+32億円)
特別損益:店舗の減損 ▲0.5億円
2024年2月期 通期連結業績予想について
◼ 売上高、営業利益、経常利益、純利益について、通期連結業績予想を上方修正
◼ 連結配当性向30%の基本方針のもと、通期配当予想も65円→80円に引き上げ
◼ 中期経営計画期間中の下限配当65円を大きく上回る還元を実施予定
決算発表後、アダストリアの株価はPTSで3,014円と4.62%上昇しています。
決算がポジティブサプライズとして市場はとらえているようですね。
なお、アダストリアのIRはこちらから確認できます。
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