手間いらず(2477)の決算資料をまとめてみた。

5月1日発表の手間いらず(2477)の決算資料を1~2分で読めるようにまとめてみました。
まずは、損益計算書から見ていきましょう。

損益計算書

当第3四半期累計期間の売上高は1,267,903千円(前年同期比27.8%増)
営業利益は885,932千円(前年同期比39.5%増)
経常利益は886,954千円(前年同期比39.7%増)
四半期純利益は587,619千円(前年同期比40.6%増)

現時点では、新型コロナウイルス感染症の影響は軽微。当社では日本国内においては6月頃より徐々に経済活動が再開し7月頃には通常の活動が始まり、インバウンドについては秋頃より動き出すのではないかと予想しているが、今後拡大及び長期化が新規契約獲得の鈍化や閉館等による契約数の減少等をもたらし、業績に大きな影響を及ぼす可能性があるとのこと。

事業別に見ていきます。

アプリケーションサービス事業

アプリケーションサービス事業の当第3四半期累計期間における経営成績は、売上高が1,242,960千円(前年同期比28.3%増)、セグメント利益は977,973千円(前年同期比37.7%増)

インターネットメディア事業

インターネットメディア事業の当第3四半期累計期間の売上高は24,943千円(前年同期比6.5%増)、セグメント利益は17,003千円(前年同期比79.3%増)

次に賃借対照表を見ていきます。

賃借対照表

資産
当第3四半期末における資産合計は、前事業年度末に比べ356,611千円増加し、3,986,461千円。
流動資産は354,978千円増加し、3,926,083千円。主な要因は現金及び預金の増加397,158千円。
固定資産は1,633千円増加し、60,377千円。主な要因は長期前払費用の増加6,861千円と繰延税金資産の減少4,705千円。

負債
当第3四半期末における負債合計は、前事業年度末に比べ21,398千円減少し、271,461千円
流動負債は21,398千円減少し、271,461千円。主な要因は未払法人税等の減少52,231千円、前受金の増加18,107千円と未払消費税の増加15,865千円。なお、当社に固定負債はありません。

純資産
当第3四半期末における純資産合計は、前事業年度末に比べ378,010千円増加し、3,714,999千円。主な要因は当期純利益587,619千円の計上による増加と剰余金の配当による減少213,770千円等。

次に今後の見通しについてみていきます。

2020年6月期の通期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響は現時点では軽微でありますので、2019年8月2日付の決算短信において発表いたしました業績予想から変更はありません。(決算短信原文まま)

決算資料を読む限り良好な決算ですね。前年同期比に比べ、凡そ30%近い成長を遂げています。通期の会社業績予想に対する進捗率も76%と、順調です。

また、決算資料において、コロナウイルスによる企業への影響が軽微であると言い切ったところが市場関係者の安心材料となったのではないでしょうか。
事業形態からコロナウイルスの影響を受けるのではないかという空気もありましたが、軽微であることから通期の業績予想も修正しなかったため、GW明けの市場では上昇するのではないでしょうか。

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