システムデイ(3804)の決算資料をまとめてみた

3月16日発表のシステムデイ(3804)の決算資料を1~2分で読めるようにまとめてみました。
早速、損益計算書から見ていきましょう。

損益計算書

当第1四半期連結累計期間の経営成績は、
売上高637,121千円(前年同期比30.4%増)
営業利益1,972千円(前年同期は150,673千円の営業損失)
経常利益2,177千円(前年同期は150,848千円の経常損失)
親会社株主に帰属する四半期純損失114千円(前年同期比108,285千円の赤字縮小)

賃借対照表

財政状態
当第1四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末に比べて332,653千円減少して3,791,919千円。主な要因は、仕掛品の制作等によりたな卸資産が57,502千円増加、次世代システムの開発によりソフトウエア仮勘定が161,824千円増加したこと対して、営業活動に伴う運転資金等により現金及び預金が342,647千円減少、代金回収により受取手形及び売掛金が168,783千円減少したことによるもの。

負債は、前連結会計年度末に比べて267,761千円減少して1,317,400千円。主な要因は、新規借入により短期借入金が100,000千円増加したことに対し、支払い等により未払法人税等が114,351千円、その他流動負債が212,779千円、長期借入金が29,988千円それぞれ減少したことによるもの。

純資産は、前連結会計年度末に比べて64,892千円減少して2,474,519千円。主な要因は、配当金の支払等により利益剰余金が65,043千円減少したことによるもの。

売上高・経常利益の推移

当第1四半期連結累計期間においては、パッケージソフトの高品質化、ストックビジネスの推進等により、大規模案件はなかったにもかかわらず当初計画及び前期実績を大きく上回る売上を計上することができ、第1四半期としては上場以来初の営業黒字を確保

各指標の推移

各事業について
学園ソリューション事業においては、『キャンパスプラン.NET Framework』および『キャンパスプラン for Azure』が引き続きユーザの高い支持を得て、売上、営業利益を伸ばした。クラウドによるサービス提供の伸びが著しく、ストックビジネスを支える重要な要素の一つとなりつつある。また、機能性・利便性・ 操作性を大きく向上させた新製品『学園総合情報システム Campus Plan Smart』の総務・人事給与システムも 2019年11月にリリースし、さらなるシェア拡大を目指して新規ユーザ獲得に注力。今後も順次、同製品の法人系シリーズおよび学務系シリーズをリリースする予定。

スポーツ・健康関連施設の会員・会費管理システム『Hello EX』を展開しているウェルネスソリューション事業においては、引き続きクラウド売上を中心としたストック収入を増加させる事ができた。また、心と精神の健康を豊かにする文化・観光施設向けのシステム『Hello Fun』の引き合いも着実に増加し、受注・納品も進み、今後の新たな柱とすべく積極的な営業活動を進めている。さらに、従来の『Hello』シリーズを大幅にリニューアルした、クラウド型会員管理・会費回収システム『Smart Hello』を2020年春のリリースに向けて引き続き開発を進めている。一方、2月に入ってから状況が急変した新型コロナウィルス感染拡大のフィットネス業界に与える影響は予断できず、今後の推移を注視していく必要がある

民間企業や学校法人向けに、コンプライアンス、ガバナンス支援ソフトとして『規程管理システム』及び『契約書作成・管理システム』を提供しているソフトエンジニアリング事業においては、高機能かつコストパフォーマンスに優れたこれらのソフトが市場で高い評価を受けており、毎期着実に業績を伸ばしている。また、業務マニュアルや手順書の作成に最適な機能を多数搭載した『規程・マニュアル管理システム』の受注、売上も増えつつあり、金融機関向けに特化した『規程管理システム金融機関版』とあわせて、『総合文書管理システム (仮称)』の見込み案件が増加。

公共2分野のうち、公立小中高校向け校務支援システム『School Engine』を提供している公教育ソリューション事業においては、当社がトップシェアを占める都道府県向け公立高校案件に加えて、複数の大規模自治体を含んだ多くの市町村向け公立小・中学校案件にもサービス提供を行っている。さらに、小・中・高校に一貫したシステムをクラウドサービスで唯一提供し得る当社ソフトは自治体から高い評価を受けており、ニーズが高まっている都道府県単位での全小中高校を一貫する統合型校務支援システムを複数受託・導入。

同じく公共向け新規事業の公会計ソリューション事業においては、公会計のデファクトスタンダードとなったパッケージソフト『PPP(トリプル・ピー) Ver.5新統一基準対応版』が、府・県・政令市・特別区などの大規模自治体をはじめ、公営企業などを含めて多くの市町村自治体・公共団体に導入頂き、圧倒的なシェアを占めている。加えて、サービス停止による撤退を発表した国策の競合製品からの切替え需要もあり、順調に当社システムへのリプレイスを進めている。

保険薬局向け事業を営んでいる株式会社シンクにおいては、引き続き保守サポート収入を安定的に確保

2020年10月期計画

連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
「当社は顧客の事業年度に合わせて製品・サービスを納入、稼動させる必要があることから、業績が毎年第2四半期及び第4四半期に偏重する傾向にあります。当第1四半期連結会計期間の業績につきましても、計画通りに進捗しており、2019年12月16日に公表いたしました業績予想からの変更はございません 」とのこと。

決算資料を見る限りだと良い決算だったと思います。
これまで1Qの営業損益は赤字でしたが、今回は黒字化を達成しており、ポジティブサプライズとなりました。
ROAも10%を超える水準となっており、稼ぐ力は着実についている印象を受けます。
欲を言えば、売上高をもう少し伸ばしてほしかったなと思います。2017年度に匹敵するぐらいの売上高を達成できていれば、今回の決算は文句なしでしたね。

さて、1Qで営業黒字を達成しても2020年10月期の業績予想は変更なしとのことでした。やはりコロナウイルスによる経済状況の悪化のせいで、簡単に上方修正を出せないのでしょう。
また、企業としてもどれほどのインパクトが今後数字として表れるのか測りかねているところでしょうね。

明日の相場環境が良ければ株価はポジティブに反応しそうですが、現在決算内容に関係なく売り圧力がかかっているため、上昇相場を形成するのはなかなか難しいかもしれませんね。

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