バンク・オブ・イノベーション(4393)の決算資料をまとめてみた。
4月28日発表のバンク・オブ・イノベーション(4393)の決算資料を1~2分で読めるようにまとめてみました。
まずは、賃借対照表から見ていきましょう。
資産
当第2四半期連結会計期間末における総資産は2,769,805千円。主な内訳は、現金及び預金が
1,974,569千円、売掛金が541,161千円。
負債
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は1,409,666千円。主な内訳は、長期借入金 (1年内
返済予定の長期借入金を含む。) が863,239千円、未払金が259,197千円。
純資産
当第2四半期連結会計期間末における純資産は1,360,138千円。主な内訳は、資本金が490,943千円、
資本剰余金が468,383千円、利益剰余金が594,747千円。
次に損益計算書を見ていきます。
当第2四半期連結累計期間の売上高は1,649,257千円
営業利益は63,272千円
経常利益は57,947千円
親会社株主に帰属する四半期純利益は28,594千円
次に今後の見通しについてみていきます。
連結業績予想については、当社グループが属する業界の変化が激しいこと、また機動的な投資判断を実施することから、現時点で適正かつ合理的な業績予想の算定が困難であり、具体的な予想値は非開示とさせていただきますが、当社は上記の取り組みを通してさらなる成長を目指してまいります。なお、情報利用者をミスリードさせることのない適正かつ合理的な業績予想を行うことが可能となった時点で速やかに開示する方針であります。
また、本書提出日時点における新型コロナウイルス感染症による当社グループへの影響は軽微でありますが、今後、当社グループの業績等に重要な影響を及ぼす変化が観測された場合には、適時開示にてお知らせいたします。
なお、事業進捗についても見ておきましょう。
決算資料を読む限り良くない決算ですね。
前年同期に比べ、営業利益が約84%、最終利益が約90%減少しています。単純に去年に比べて利益が1割になったインパクトはかなり大きそうに思えます。
決算説明資料を読むと、中国で今期中に2作品ゲームを配信予定であり、また、新作ゲームも2つ開発中とのことから、これらが配信できるようになると再度、利益を大きく上げられるものと思われます。そのため、これらの開発中のゲームがいつ配信されるかをいかに早く察知できるかが重要となりそうです。
損益の話になると、バンク・オブ・イノベーションの損益売上高は2.6億円/月であるとのことで、現在配信しているゲーム売上高の合計が2.6億円を下回る前に新作ゲームをリリースしなければ赤字決算を出してしまうことになります。
企業としては赤字決算を出したくないでしょうから、現在配信中のゲームの売上高の減少具合を見てリリース日をある程度見極めることもできる「かも」しれません。
今回の決算発表を受け、数日は株価が乱高下しそうですので、株価が落ち着きを見せ、かつ中国での配信がスタートしそうな頃合いを見計らったうえで、株を購入するのが良さそうですね。
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