学情(2301)の決算資料をまとめてみた。

学情(2301)の決算資料を1~2分で読めるようにまとめてみました。
まずは、損益計算書の内容から見ていきましょう。

新卒採用市場について、2021年3月卒業予定学生のインタ ーンシップ募集時期のピークが2019年夏~秋の時期に前倒しで集中し、学生の期末試験を考慮して冬の時期は一旦沈静化する動きが強まった。
加えて、中途採用市場については、「Re就活」の引き合いは大変強いものの、年内に採用したい企業ニーズの高まりを受けて、前期の10月に掲載を開始する企業が集中したことで、当第1四半期累計期間における売上高は7億11百万円(前年同期比88.7%)となり、経常損失は2億62百万円(前年同期は経常損失1億55百万円)

主たる事業である「就職情報事業」については、次のとおり。
当第1四半期累計期間(2019年11月1日~2020年1月31日)における新卒採用市場については、2021年3月卒業予定学生とのコミュニケーションを早期から進めようとする企業のニーズはさらに高まり、インターンシップ募集の「就職博」の販売が前期の夏~秋に集中したことで、「就職博」の売上高は2億65百万円(前年同期 比70.0%)となった。一方、2021年3月卒業予定学生向けに大きくリニューアルする「あさがくナビ」は引き続き好調で、「あさがくナビ」の売上高は70百万円(前年同期比403.6%)なった。
加えて、若手社会人を通年で採用しょうとする企業ニーズに的確に対応している「Re就活」は、前期10月に掲載を開始する企業が集中したことで「Re就活」の売上高は2億円(前年同期比90.6%)となったが、大手企業の「通年採用」導入のトレンドが継続していることを受けて、引き合いは強い状態で推移。
その結果、当第1四半期累計期間における就職情報事業全体の売上高は6億79百万円(前年同期比88.2%)
なお、第1四半期累計期間に開催した20代社会人対象の「転職博」は大変好調で、参加ブース数は前年同期比 188.6%。特に、2020年1月に東京で開催した「大転職博」では、前年同期比300.8%の5,213名の 来場があり、20代社会人の動員数は過去最高で、同業他社に圧倒的な差をつけることに成功し、第2四半期以降の販売増も期待できる商品となっている
加えて、2021年3月卒業予定学生の就職活動が3月解禁となり、すでに学生の応募状況に苦慮し始めた企業からの追加募集ニーズは強まっている。また、2022年3月卒業予定学生のインターンシップのニーズは早くも早期化の兆しが見えはじめており、第3~第4四半期に開催予定のインタンーシップ募集対象の「就職博」の販売は順調で、1月単月の引き合いは前年同期比133.1%、同じく2月は前年同期比120.0%と大変好調に推移。
引き続き、当社はこのような多様化するニーズに対応しながら、新卒向けの「あさがくナビ」「就職博」と、20代若手社会人「Re就活」「転職博」を組みわせた“20代通年採用”の提案を幅広く実践予定。

次に財政状態についてみていきましょう。

当第1四半期会計期間末の総資産の残高は、前事業年度末と比べ10億18百万円減少し、111億69百万円

流動資産
当第1四半期会計期間末における流動資産の残高は、前事業年度末と比べ12億80百万円減少し、52億75百万円。これは主に、受取手形及び売掛金の減少6億74百万円、現金及び預金の減少5億88百万円があったことによるもの。

固定資産
当第1四半期会計期間末における固定資産の残高は、前事業年度末と比べ2億62百万円増加し、58億94百万円。これは主に、投資有価証券の増加2億1百万円、繰延税金資産の増加81百万円、ソフトウエアの減少20百万円があったことによるもの。

流動負債
当第1四半期会計期間末における流動負債の残高は、前事業年度末と比べ5億53百万円減少し、5億66百万円。これは主に、未払法人税等の減少4億27百万円、賞与引当金の減少1億39百万円があったことによるもの。

固定負債
当第1四半期会計期間末における固定負債の残高は、前事業年度末と比べ増減がなく、2億40百万円

純資産
当第1四半期会計期間末における純資産の残高は、前事業年度末と比べ4億65百万円減少し、103億62百万円。これは、四半期純損失1億84百万円、配当金の支払い2億75百万円、その他有価証券評価差額金の減少4百万円があったことによるもの。

次に業績予想などの将来予想情報に関してみていきます。

2020年10月期の業績予想については、計画通り推移しており、2019年12月9日に公表した第2四半期(累計)及び通期業績予想から変更なし

決算資料だけを読むと良くない決算ですね。売上高が前年同期比でマイナスであり、経常損失が拡大してしまっています。
売上高が減っているにもかかわらず、販管費が前年同期比で増加しているため、今回の決算は、業績の質が悪くなっています。
なお、今回の決算発表はコロナウイルスによる影響が出始める前の2019年11月~2020年1月の内容であり、日本政府が大規模なイベントの中止を要請した2月以降の影響は全然入っておりません。

そんな中、今回コロナウイルスによる影響について決算短信及び決算説明資料に全く言及がなかったのが気がかりです。
業績予想については変更なしとしており、今後の業績見通しが甘い可能性があります。
コロナウイルスによる影響がどの程度あるのかわからないため、業績をいったん据え置いているのならばわかりますが、そうではない場合、2Qの決算発表で大幅に業績予想を下方修正する可能性があります。

明日は地合いのこともありますが、株価は大きく下げそうですね。

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