ライオン(4912)の決算資料を読んでみた。

財務諸表勉強のため、ライオン(4912)の決算資料を読んでみました。
今回も決算説明資料を基に見ていきましょう。

2019年度連結業績

当期の連結業績は、売上高3,475億1千9百万円(前期比0.5%減、為替変動の影響を除いた実質前期比0.4%減)、事業利益300億4千8百万円(前期比5.9%増)、営業利益298億 3千2百万円(同12.8%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益205億5千9百万円(同19. 7%減)

事業利益増減要因
セグメント別業績

2019年度は韓国・香港で業績が悪化、国内も年末に競争が激化したとのこと。
確かに韓国は半日の不買運動、香港は大規模デモで業績が悪化する原因が日々ニュースで取り上げられていましたね。

一般消費財事業 分野別売上高

一般消費財事業は、「オーラルケア分野」、「ビューティケア分野」、「ファブリックケア分野」、「リビングケア分 野」、「薬品分野」、「その他の分野」に分かれており、全体の売上高は、前期比1.2%の増加
セグメント利益は、前期比10.1%の増加

海外事業 地域別売上高

海外は、タイ、マレーシア等の東南アジア、韓国、中国等の北東アジアにおいて事業を展開。全体の売上高は、前期比3.8%の減少(為替変動の影響を除いた実質前期比3.2%の減少)。
セグメント利益は、前期比9.8%の増加

2020年度業績予想

次期の連結業績見通しは、売上高3,550億円(前期比2.2%増)、事業利益305億 円(同1.5%増)、営業利益310億円(同3.9%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益210億円 (同2.1%増)を予想

2020年度セグメント別外部分野売上高
配当性向

配当は連結配当性向30%を目安として継続的かつ安定的に実施し、自己株式の取得は中長期的な成長のための内部留保を総合的に判断して実施を検討。
当期の剰余金の配当につきましては、過去の支払実績および配当性向を勘案して、取締役会決議により、1株につき、中間10円(支払開始日:2019 年9月3日)、期末11円(支払開始日:2020 年3月2日)
次期の配当については、基本方針にもとづき1株当たり中間11円、期末11円、年間では22円を予定

損益計算書
販売費・一般管理費
キャッシュフロー計算書

キャッシュフローについて
営業キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュフローは、税引前当期利益等により、367億6千2百万円の資金の増加

投資キャッシュフロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、207億5千4百万円の資金の減少

財務キャッシュフロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当の支払いによる支出等により、105億6千1百万円の資金の減少

次期のキャッシュフローの見通し
営業キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローのうち、税引前当期利益は330億円程度と予想。 減価償却費及び償却費は110億円程度となる見込み

投資キャッシュフロー
投資活動によるキャッシュ・フローでは、設備投資による支出は480億円程度を予定

財務キャッシュフロー
財務活動によるキャッシュ・フローでは、配当の支払いなどにより、100億円程度の資金の減少を予想

決算説明資料を読む限りだと、あまり良くない決算ですね。
売上高がほぼ横ばいに対し、営業利益が12%以上も減少しているのが気になります。
おそらく、価格競争に巻き込まれて、商品の単価が下がったのだろうと予測されます。決算説明資料には書いていませんが、国内事業に関しては、消費増税の影響もありそうですね。

さて、次期については、売上高・営業利益ともに当期よりプラスに推移すると予想しているようですね。
この決算発表はコロナウイルスの影響を含めているのかが気になりますね。消費財のためあまり影響はないという考えもあるかもしれませんが、生産ができなければ売るものがなく、販売の機会損失となるため、全く影響がないとは言えないと思います。
次期1Qの決算は要注目ですね。

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