ラクーンホールディングス(3031)の決算資料をまとめてみました。

2020年3月5日発表のラクーンホールディングス(3031)の2020年4月期第3Q決算資料をまとめてみました。
まずは、売上から見ていきましょう。

連結売上高推移

第3四半期連結累計期間における売上高は2,531,098千円(前年同期比17.0%増)

連結売上高増加要因
四半期連結売上高推移
連結営業利益推移
連結営業利益増加要因
四半期連結営業利益推移
2020年4月期3Q業績
四半期ベース業績推移
EBITDA変動要因

販売費及び一般管理費は前年同期比12.4%増
EBITDA 633,856千円(前年同期比36.3%増)
営業利益527,123 千円(前年同期比33.8%増)
経常利益529,792千円(前年同期比36.2%増)
なお、前第3四半期連結累計期間においては、持株会社体制移行に係る組織再編関連費用18,648千円を特別損失に計上
この結果、親会社株主に帰属する四半期純利益338,040千円(前年同期比42.3%増)

次に財政状況を見てみましょう。

財政状況

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末より473,533千円増加して9,321,594千円

流動資産は177,384千円増加して6,670,621千円。増加の主な要因は、取引の減少により売掛金が363,558千円減少した一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益が増加したことと新株予約権の行使等の影響により現金及び預金が638,800千円増加したことによるもの。

固定資産は296,149千円増加して2,650,973千円。増加の主な要因は、TAAS株式会社の発行する転換社債型新株予約権の引受と株式取得の影響により投資有価証券が319,512千円増加したことによるもの。

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末より370,743千円減少して5,779,675千円

流動負債は191,944円減少して4,537,901千円。減少の主な要因は、取引の増加により買掛金が561,417千円増加したことと、新規借入に伴い短期借入金が200,000千円増加した一方で、短期借入金の返済により短期借入金が700,000千円減少したことと、法人税等の支払により未払法人税等が211,244千円減少したことによるもの。

固定負債は178,798千円減少して1,241,774千円。減少の主な要因は長期借入金が1年内返済予定の長期借入金への振替により158,748千円減少したことによるもの。

第3四半期連結会計期間末の純資産合計は844,276千円増加して3,541,919千円。増加の主な要因は配当の支払いにより利益剰余金が111,381千円減少した一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益338,040千円の計上により利益剰余金が増加したことと、新株予約権の行使により資本金と資本剰余金が合計で483,720千円増加したによるもの。

次にセグメント別に見ていきましょう。

EC事業

EC事業四半期売上高推移
EC事業四半期利益推移
EC事業スーパーデリバリー売上高推移

第3四半期連結累計期間の流通額については、国内流通額は国内の小売店及び小売業以外の事業者に対する流通額が第2四半期連結会計期間に続いて順調に増加した結果、前年同期比6.7%増
海外流通額(SD exportと日本語版サイトでの海外向け流通額の合算)は新型コロナウイルス発生と感染拡大に伴いマスクの需要が高まり受注が急増し、当第3四半期連結会計期間においてその一部が出荷に至り売上計上がされた結果、前年同期比22.8%増
この結果、「スーパーデリバリー」全体の流通額は8,953,948千円(前年同期比 9.2%増
なお、当第3四半期連結会計期間末における「スーパーデリバリー」の会員小売店数は153,219店舗(前期末比 26,057店舗増)、出展企業数は1,744社(前期末比325社増)、商材掲載数は1,101,677点(前期末比226,734点増)。
この結果、EC事業の売上高は1,404,270千円(前年同期比8.3%増)、セグメント利益は591,520千円(前年同期 比14.2%増)

ファイナンシャル事業

ファイナンシャル事業四半期売上高推移
ファイナンシャル事業四半期利益推移
Paid取扱高推移
ラクーンファイナンシャル保証残高推移

「Paid」において、グループ外の取扱高は14,289,885千円(前年同期比20.7%増)、全体の取扱高(グループ内の取扱高5,121,912千円を含む)は、19,411,798千円(前年同期比15.5%増)
「保証」において、第3四半期連結会計期間末の保証残高は、71,022,526千円(株式会社ラクーンフィナンシャル分24,549,892千円、 ALEMO株式会社分46,472,633千円)と前期末比12.8%増
この結果、フィナンシャル事業の売上高は1,260,153千円(前年同期比26.7%増)、セグメント利益は195,723千 円(前年同期比101.8%増)

決算資料を読む限り、良い内容だと思います。今期の会社の業績予想である経常利益670百万円に対し、第三四半期での経常利益が529百万円と、進捗率は79%に達しています
このまま順調にいけば、会社予想はクリアするものと思われます。

また、コロナウイルスによる影響で大半の企業の業績が悪化する中、ラクーンホールディングスは、マスクの需要増加に伴い、売上高を大幅に伸ばしました
コロナウイルスの影響をプラスに変えられる数少ないビジネスモデルを有している企業ですね。

さて、次の焦点は、市場コンセンサスである経常利益750百万円を達成できるかどうかです。第三四半期での達成率は70.5%であり、達成はやや難しいと思われます。

明日の市場は、今回の決算内容について、数字通り良好と見るか、高めに見積もられた市場コンセンサスとの乖離より失望と見るか注目ですね。

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